マクニカネットワークスは2011年7月1日、カナダのオープンテキスト(旧ハミングバード)製Xサーバーソフトの日本語新版「OpenText Exceed onDemand 8J」(写真)を販売開始した。価格は1ユーザーライセンス当たり8万6100円。
OpenText Exceed onDemand 8Jは、パソコンから遠隔にあるUNIXやLinuxマシンで稼働するX Window Systemのウインドウ操作を可能にするためのサーバーソフト。画面転送に独自のXプロトコル(Thin X Protocol、TXP)を採用することで、通常のパソコン向けXサーバーソフトよりも最大1/100にトラフィック量を削減できるなどの特徴を備えている。日本語版については、オープンテキストからソースコードの開示を受け、マクニカネットワークスが開発している。
新版では、Xプロトコルを使ったX Window Systemへのアクセスに加え、新たに米Microsoftのリモートデスクトッププロトコル(RDP)を使ったWindowsデスクトップへのアクセスにも対応した。また、クライアントOSとして新たにMac OS Xをサポート。Windowsで操作中のXセッションを一時中断して、Mac OS Xから再開するといった芸当も可能になっている。画面の描画パフォーマンスも、前バージョン(7J)比で最大4.5倍向上しているという。