写真1●VMware Zimbra Collaboration Server for Sendmail
写真1●VMware Zimbra Collaboration Server for Sendmail
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写真2●マウスオーバーによる地図のツールチップ表示なども可能
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 センドメールは2011年7月4日、Webメールやグループカレンダーなどの機能を搭載した米VMwareのコラボレーションプラットフォーム最新版「VMware Zimbra Collaboration Server 7.0」(写真1)のOEM販売を開始したことを発表した。

 「VMware Zimbra Collaboration Server for Sendmail」という製品名称で、同社のメールサーバーソフト「Sendmail」製品群と組み合わせる形でパートナーを通じて本日から販売を開始する。価格はオープンだが、参考価格は25メールボックスの場合で年額約20万円となっている(メールによる24時間365日のサポート料金を含む)。

 VMware Zimbra Collaboration Serverは、Webメールやアドレス帳、スケジューラ、ドキュメント管理機能などを備えたオープンソースベースのコラボレーションソフト。Ajax技術を使うことで、Webブラウザーで専用メーラーと同等な操作性を実現しているのが特徴。マウスによるドラッグ&ドロップや右クリックによるメニュー表示、マウスオーバーによる情報表示(写真2)などが可能だ。

 動作環境は、サーバー側のハードウエアが米Intelあるいは米AMDの動作周波数2.0GHz以上のCPUで、2Gバイト以上のメインメモリー(4GB以上を推奨)、10Gバイト以上のハードディスク空き容量などとなっている。サポートするOSは、Red Hat Enterprise Linux AS/ES バージョン 4または5、SUSE Linux Enterprise Server 11(SP1)、同10、Ubuntu 10.04 LTS Server Edition、同8.04 LTS Server Editionなど。同社では64ビットOSでの利用を推奨している。

 クライアント側の動作環境は、CPUがIntel/AMD/PowerPC 1.5GHz相当以上で、メインメモリーが512Mバイト以上、サポートするOSがWindows 2000/XP SP3/Vista SP2/7、Mac OS X 10.4以降、Linux(Red Hat、Ubuntu、Debian GNU/Linux、Fedora、SUSE)などとなっている。FirefoxやGoogle Chrome、Internet Explorer、Safariなど様々なWebブラウザーから利用できる。