政府・与党の社会保障改革検討本部は2011年6月30日、社会保障・税番号大綱を決定した。6月28日に「社会保障・税に関わる番号制度に関する実務検討会」がまとめた大綱案を承認した(関連記事)。社会保障・税に関わる番号制度は、国民一人ひとりに年金、医療、介護保険、福祉、労働保険、税務を主な用途とする「共通番号」を割り振る制度だ。

 今後は、大綱についてのパブリックコメントを集め、その結果を反映した法案を作成する。法案は今秋以降に国会に提出する計画だ。

 社会保障改革検討本部は30日に、今年2~3月に公募した共通番号の名称を「マイナンバー」とすることも決めた(関連記事)。