カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は2011年6月30日、Android端末向け電子書籍サービス「TSUTAYA.com eBOOKs」を同日に開始したと発表した。

 今回開始する「TSUTAYA.com eBOOKs」は本や雑誌の楽しみ方が多様化している現状に合わせて、店舗とインターネットサービスを組み合わせた新たな電子書籍サービスとして提供する。当初はAndroid向けのサービスとしてスタートし、2011年秋にはiPhoneやiPad、パソコン向けにも対応したサービスとして拡張する予定である。

 メディアドゥ、富士山マガジンサービスと業務提携し、人気書籍やコミックから雑誌まで、幅広いコンテンツを提供する。提供作品数は1万5000タイトルで開始し、2011年8月末までに5万タイトルまで拡大する予定である。映画化やドラマ化作品などを積極的に提供するほか、コミックについては高画質で高精細な電子書籍として提供する予定という。2011年8月4日には、2011年11月に映画公開予定の作品「アントキノイノチ」(幻冬舎)を、文庫化と同日に電子書籍として提供する。

 独自のビューワーアプリはdotbook形式およびPDF形式のファイルに対応しており、今後早期にePub3.0形式への対応を予定している。また、TSUTAYA店舗で書籍を購入したユーザーに、同一タイトルの電子書籍を勧める販売方法「書籍×電子書籍」を近く展開する予定である。

[発表資料へ]