NECは2011年6月28日、バックアップ用ストレージシステム「iStorage HSシリーズ」とアーカイブ用ソフト「StorageForce」をパッケージ化した「バックアップ時間短縮ソリューション」を発表した。6月30日から出荷を開始する。

 バックアップ時間短縮ソリューションは、ファイルサーバー上のデータを効率的にストレージへバックアップしていくためのソリューション。使用頻度が低下した古いデータをStorageForceで見分け、自動的にストレージに移動するといった機能を提供する。使用頻度が低いものからストレージに移していく仕組みにより、バックアップ対象となるファイルのサイズを抑え、バックアップ時間の短縮につなげる。

 同ソリューションの提供と同時に、iStorage HSシリーズのエントリー向け最新モデル「iStorage HS3-30T」も出荷する。従来製品の「iStorage HS3-20T」に比べて消費電力量を約45%、重量を約30%削減し、性能を約60%向上させている。

 このほかNECは、レプリケーション用ソフトの最新版を従来の半額で提供。バックアップを行っていない時間帯に遠隔でストレージの電源をオン/オフできる電源管理ソフトも販売する。

 バックアップ時間短縮ソリューションの価格は、iStorage HS3-30Tを使用する場合で378万円(税別、以下同)から。iStorage HS3-30Tは2.4Tバイトのシングルノードモデルで298万円から。レプリケーション用ソフトは2ライセンスで100万円から、電源制御ソフトは10万円から。