写真●営業・接客支援システム「スマートセールス」
写真●営業・接客支援システム「スマートセールス」
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 博報堂アイ・スタジオは2011年6月27日、iPadを利用した営業・接客支援システム「スマートセールス」(写真)の提供を開始した。顧客ごとに、動画や3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)、AR(拡張現実)を取り入れたプレゼンテーションツールを制作し、複数台のタブレット端末、クラウド型のデータ管理システムなどと組み合わせて提供する。

 スマートセールスは、iPad/iPad2を使って、販売店やショールームの店頭、訪問販売先などで、プレゼンテーション、見積もりシミュレーション、アンケートを行うためのシステム。同社と、博報堂DYホールディングスのグループ横断型組織「博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンター」が共同で開発した。

 オーダーメイドの電子カタログと、連動する見積もりシミュレーションシステム、オンラインアンケート機能、レンタル端末、クラウド型のデータ管理システムなどをパッケージ化して提供する。最小価格は400万円(電子カタログおよびアンケートの制作費用のみ)。電子カタログには、動画や3DCG、ARなどの技術を盛り込むことが可能だ。

 アンケートなどで入力した顧客の個人情報は、IDCフロンティアのデータセンターで稼働するデータ管理システムで、暗号化して管理する。そのほかにも、アプリケーション独自のパスワード機能、端末を紛失した場合の遠隔データ消去機能などのセキュリティ機能を備える。