NECとNECパーソナルプロダクツは2011年6月24日、2010年度の使用済みパソコンとディスプレイの回収実績を発表した。回収・再資源化したパソコンとディスプレイの台数は、合計で約21万台。うち、約9.8万台が事業系、約11.5万台が家庭系からの回収だった。

 21万台のうちパソコンは約13万台で、デスクトップが約8万台、ノートが約5万台。残りの約8万台がディスプレイで、CRTが約2万台、液晶が約6万台を占めた。

 資源として再利用した割合(資源再利用率)は、最も高いのがデスクトップパソコンの78.3%。CRTディスプレイが68.9%、液晶ディスプレイが66.6%と続き、最も低いノートパソコンは45.6%だった。なお資源再利用率は、回収した製品の総重量を分母、中古部品としてそのまま再利用されるものおよび鉄や銅など材料として再利用されるものの重量を分子として算出した。

 なお、同社の2009年度の回収実績は、パソコンとディスプレイの合計で約22万台。資源再利用率は、最も高いデスクトップパソコンが80.1%、最も低いノートパソコンが51.5%だった。