写真●クロスランゲージの「翻訳ピカイチ V11 for Windows」(右)と「翻訳ピカイチ V11 plus for Windows」(左)
写真●クロスランゲージの「翻訳ピカイチ V11 for Windows」(右)と「翻訳ピカイチ V11 plus for Windows」(左)
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 クロスランゲージは2011年6月21日、562.5万語の翻訳辞書を搭載した個人およびビジネスユーザー向け翻訳ソフトの新版「翻訳ピカイチ V11 for Windows」(写真)を発売した。7月15日から全国のパソコンショップなどで販売を始める。

 562.5万語という収録語数について同社では、「2011年7月現在、標準価格が1万円前後という翻訳ソフトのクラスで最大」(クロスランゲージ)だと説明している。また、同ソフトの翻訳エンジンについて、ヤフーや楽天、KDDlなどのWeb翻訳サービスで利用されているものと同等だとし、「国内最大の利用者数を持つ」(同社)という。

 価格は、「翻訳ピカイチ V11 for Windows」のソフト単体が9800円、リューシス製の電子辞書ソフト「超辞典 研究社 新英和中辞典 第7版/新和英中辞典 第5版」と英日対応のOCR(Optical Character Reader)ソフト「CROSS OCR V2」の2本が付属する「翻訳ピカイチ V11 plus for Windows」が1万4800円。通常版以外に、他社製翻訳ソフトユーザーなどを対象とした「優待版」や、学生や教職員などを対象とした「アカデミック版」も用意する。

 Webブラウザーで閲覧中の英語Webページの文章を日本語に、あるいは日本語Webページを1クリックで英訳できる「ホームページ翻訳」機能を備える。対応するWebブラウザーはInternet Explorer(IE) 6以降のバージョン。WordやExcel、PowerPointに翻訳機能を追加する「オフィス・アドイン翻訳」も搭載する。同機能では、各アプリケーションで開いた文書のレイアウトを保持したまま、ボタン操作1つで英語と日本語の相互翻訳ができる。

 さらに、受信したメールの文章を翻訳する「メール翻訳」やPDF文書のレイアウトを保ったまま文章を直接翻訳する「PDFダイレクト翻訳」、Webページなどで画像の中の文字部分を認識して翻訳できる「キャプチャ翻訳」などの機能も装備する。メール翻訳の対応メーラーは、Outlook Express 6.0およびWindowsメール、Windows Live メール 2009の3ソフトとなっている。

 対応OSは、Windows XP/Vista/7の各日本語版。Windows 7は64ビット版OSにも対応する。ただし、IEやOffice 2010の64ビット版には未対応。インストールに必要なハードディスク容量(フルインストール時)は、翻訳ピカイチ V11単体で約1.2Gバイト、同plus版では約1.6Gバイトとなっている。