日本IBMは2011年6月21日、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型グループウエア「IBM LotusLive」の強化策を発表した。9月下旬から、日本国内のデータセンター経由でサービスを提供する。アジア・太平洋地域のユーザー企業が対象となる。

 LotusLiveは、ファイル共有やインスタントメッセージといったコラボレーション機能、Web会議機能、電子メール機能などを、ネットワーク経由で提供する企業向けグループウエア。同サービスは米国のデータセンターから提供されているが、社内データを日本で管理したい顧客のニーズに応え、東京と大阪のデータセンターにもLotusLive用インフラを構築する。これにより、日本などのユーザー企業にとってはパフォーマンスの向上も見込めるという。

 まずコラボレーション機能とWeb会議機能から提供し、その他のサービスにも順次拡大していく予定。なお日本のデータセンターを利用する際に追加料金は発生しない。

 また、日本IBMはこれに先駆けて本日から「IBM LotusLive 複数年契約キャンペーン」を展開する。LotusLiveを2年間契約したユーザー企業を対象に、同サービスを3年間継続利用できるようにする。受付期間は12月9日まで。