写真1●7月1日以降の地上アナログ放送の画面
写真1●7月1日以降の地上アナログ放送の画面
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写真2●ブルーパックのお知らせ画面
写真2●ブルーパックのお知らせ画面
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写真3●7月24日正午以降の画面
写真3●7月24日正午以降の画面
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写真4●7月25日午前零時以降の画面
写真4●7月25日午前零時以降の画面
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 日本放送協会(NHK)と日本民間放送連盟は2011年6月17日、東北3県を除く44都道府県の地上アナログテレビ放送の終了時期である7月24日に向けて、7月1日以降に行う“アナログ放送画面を通じた特別周知”の対応方針を発表した。

 2011年7月1日から7月24日正午までは、アナログ放送のテレビ画面の左下に9分の1程度の大きさで、「アナログ放送終了まであと○日」などのカウントダウンスーパーを常時表示する(写真1)。ただし、NHKは一部地域の放送局では、午前9時から午後9時までの運用を基本とする。民放事業者は、CM時を除き、常時運用する。

 これに加えて7月1日からは、ブルーバックの「お知らせ画面」を定期的に挿入する。「ご覧のアナログ放送の番組は7月24日正午に終了します」と告知し、視聴者に地上デジタル放送への対応準備を促す(写真2)。放送対応の頻度や1回あたりの長さなどは、地域事情に応じて放送事業者がそれぞれ決める。

 7月24日正午以降は、ブルーバックの「お知らせ画面」に全面移行し(写真3)、地上アナログ放送の終了を知らせる。7月24日24時までには完全に停波する。アナログテレビの画面はいわゆる砂嵐の状態になる(写真4)。

 7月1日からの特別周知に先立ち、NHKと民放連は地上デジタルへの対応が済んでいない視聴者向けの地デジPRミニ番組「アナログ放送終了まで、あと1か月!」を共同制作した。2011年6月18日から、全国のNHK放送局および地上民放テレビ115社において放送する。