米Microsoftは米国時間2011年6月16日、ビデオゲーム機「Xbox 360」のコントローラ「Kinect」を活用するためのソフトウエア開発キット「Kinect for Windows Software Development Kit(SDK)」のベータ版をリリースした。非商用に用途を限定する。同社のWebサイトから無償で入手できる。
このSDKはパソコンOS「Windows 7」で利用可能。ドライバ、センサーデータ用API群、ナチュラルユーザーインタフェース、ドキュメント、リソースマテリアルなどで構成する。統合開発環境「Visual Studio 2010」を使い、C++、C#、Visual BasicでKinect対応アプリケーションを開発することができる。
深度センサー、カラーカメラセンサー、4マイクアレーからの生データにアクセスする機能を用意した。1人または2人の骨格の動きを追跡し、ジェスチャで操作可能なアプリケーションを作成できる。ノイズ抑制、エコーキャンセル、ビームフォーミングといった音声処理機能を備え、Windowsの音声認識APIと統合可能。
Microsoftは、商用アプリケーションを作成可能な商用版SDKのリリースも計画しているという。
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