写真●下り最大7.2Mbpsのモバイルルーター「006Z」
写真●下り最大7.2Mbpsのモバイルルーター「006Z」
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 ソフトバンクモバイルは2011年6月15日、モバイルルーターの新製品「Softbank 006Z」(中国ZTE製)を6月18日から発売すると発表した。ノートパソコンやスマートフォン、ゲーム機などの情報端末から006Zを経由して、下り最大7.2Mビット/秒の3Gデータ通信サービスを利用できる。情報端末と006Zの間は、IEEE 802.11b/g/n方式の無線LANで接続する。接続可能な端末数は最大10台まで。

 006Zは、ソフトバンクモバイルが利用している1.5GHz帯と、同社がイー・アクセス(ブランド名イー・モバイル)のMVNO(仮想移動体通信事業者)として用いる1.7GHz帯に対応した、マルチバンド端末である。1枚のSIMカードを差したまま、利用場所に応じて周波数帯を自動的に切り替える。ソフトバンク網をメインに使用しつつ、イー・アクセス網でサービスエリアを補完する仕組みになっている。なお海外利用時は2.1GHz帯も使える。

 006Zの発売と同時に、ソフトバンクモバイルはモバイルルーター向けの定額データ通信プランを開始する。ソフトバンク網を利用する月額6380円の「データフラットプラン」と、イー・アクセス網を使う月額7380円の「データフラットプランS」である。

 加えて、両プランをセットで契約した場合に利用料を大幅に割り引くパッケージ「データし放題」を提供する。月額利用料はデータ量に応じて1400円~4935円となる。2011年11月30日までに新規加入した場合は、利用料の上限を4380円に抑えるキャンペーンが適用される。