NECと三菱電機は2011年6月15日、生産管理システム分野で協業すると発表した。三菱電機のFA制御機器「MELSEC-Qシリーズ」のデータを、NECがSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)形式で提供するERP(統合基幹業務システム)「IFS Applications」にリアルタイムで取り込めるようにした。

 MELSEC-QシリーズからIFS Applicationsに取り込めるデータは、生産進捗や設備の稼働状況、エネルギー使用量など。顧客企業は、実データを基にした生産計画の作成がしやすくなるほか、節電施策の立案などに役立てることができる。

 NECと三菱電機は自社の顧客に対して、両製品を組み合わせて使うことを提案していく。国内とアジア地域で営業活動を実施し、今後3年間で50社への販売を目指す。