博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所は2011年6月15日、生活者のメディア接触の現状を調査/分析した「メディア定点調査2011」を発表した。

 東京地区の調査結果によると、パソコンによるインターネット接続時間が前年比6%増の1日当たり81.7分、スマートフォンを含む携帯電話機によるインターネット接続が前年比27%増の同32.0分と、顕著な伸びを見せた。一方で、生活者のマス4媒体(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)とインターネット2媒体(パソコン、携帯電話)を合わせた1日当たりのメディア接触総時間は、昨年とほぼ同じで平均5時間50分だった。

 インターネット2媒体の接触時間が伸びた要因として、動画投稿・閲覧サービス、ネットショッピングの利用増加や、ミニブログ(Twitterなど)への書き込み時間が増えたこと、スマートフォンの普及などがあるという。20代女性のミニブログ利用経験は2010年の47.2%から2011年は70.7%と急増した。

 スマートフォンの所有状況は2011年で16.5%で、2010年の9.8%から伸びている。性年齢別の所有状況は、男性20代と30代が35%を超え、女性20代も22%となっている。さらに男性20代の68.6%が「スマートフォンを持ちたいと思う」と回答していることを筆頭に、性別に関係なくほとんどすべての年齢層で高い所有意向が見られた。

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