日本ヒューレット・パッカード(HP)は2011年6月14日、アプリケーションのソースコードを解析して脆弱性を探し出すソフトの新版「HP Fortify 360 V3.0」と、Webアプリケーションに疑似攻撃を行うことで脆弱性を探し出すソフトの新版「HP WebInspect 9.0」、両ソフトを連携する新製品「HP Fortify 360 SecurityScope」を発表した。いずれも7月1日に発売する。

 HP Fortify 360 V3.0は、開発したソースコードを解析することから「静的解析ソフト」と呼ぶ。HP WebInspect 9.0は、Webアプリケーションに対する不正アクセスを擬似的に実行することによって脆弱性を動的に解析することから「動的解析ソフト」と呼ぶ。HP Fortify 360 SecurityScopeを使って両ソフトを連携することで、動的解析によって検出できた脆弱性の原因箇所であるソースコードを素早く特定したり、ソースコード修正にかかる時間を短縮したりすることが可能になるとしている。

 価格は、HP Fortify 360 V3.0が336万円から、HP WebInspect 9.0が252万円から、HP Fortify 360 SecurityScopeが168万円からである。