米Googleは現地時間2011年6月8日、地図サービス「Google Maps」のモバイル版およびデスクトップ版に、電車やバスなど公共交通機関の実際の運行状況を表示する機能を追加したと発表した。

 当初は、米国の4市(ボストン、ポートランド、サンディエゴ、サンフランシスコ)と欧州2市(スペインのマドリッド、イタリアのトリノ)を対象にする。

 Google Maps上で、駅やバス停をクリックすると、遅延などの運行状況と実際の発車時間を確認できる。道案内検索でも、経路候補や乗り換え案内とともに、アラートや実際の発車時間を表示する(デモ動画を参照)。



 同機能は「Android」専用アプリケーションにも反映される。Android専用アプリケーションはAndroid 1.6以降で利用可能。同社のモバイルアプリケーション配信/販売ストア「Android Market」から入手できる。

 Googleは他の地域に向けた同機能の拡大を目指し、現在さまざまな交通機関と協力しているという。

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