写真●KDDI ビジネスコールダイレクトの内線Cメール機能の操作画面
写真●KDDI ビジネスコールダイレクトの内線Cメール機能の操作画面
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 KDDIおよび沖縄セルラー電話は2011年6月8日、企業向けに提供している内線電話ソリューション「ビジネスコールダイレクト」に、内線電話番号を使ってショートメッセージを送受信できる「内線Cメール機能」を追加すると発表した。提供開始は7月13日から。

 ビジネスコールダイレクトは、au携帯電話/スマートフォンやKDDIの固定電話サービスに内線番号を割り当ててグループ化し、登録した電話間の通話料を定額化するサービス。今回は、最大100~140文字のテキストメッセージを送受信できる「Cメール機能」も、定額料金で利用可能にした。これにより、相手が移動中や打ち合わせ中など、電話を受けにくい状況などでも、急ぎの要件をショートメッセージで連絡したり、社内から外にいる社員に対して一斉に同報メールを送ったりできる。

 特徴は携帯電話だけでなく、固定電話に割り振った内線番号でもCメールの送受信ができること。ただし、固定電話機単体ではテキストの送受信はできない。このため内線番号一つに付き、「内線Cメール専用Webページ」にログインするユーザーIDを発行する(写真)。パソコンなどからこのページに接続し、Cメールを送受信する。

 通常の電子メールに比べた利点は、短い内線番号で相手先を指定できることや、受信通知と開封確認ができること。「社外とのやりとりにも併用する電子メールよりも連絡に気が付きやすい」(KDDIの山本裕幸サービス企画本部コミュニケーションサービス企画部長)という。

 受信通知は、携帯電話から社内の固定内線番号にCメールを送った場合に、該当する内線電話が鳴動してメールが届いたことを知らせる機能。受話すると音声メッセージで、該当する内線番号宛てのCメールが届いたことを知らせる。開封確認は、携帯電話側に固定内線の相手がCメールを開いたことを知らせる機能。専用Webページ上で届いたメールの内容を閲覧すると、自動で送信元の携帯電話にCメールで開封通知を送信する。

 内線Cメール機能の料金は、auの携帯電話/スマートフォンの場合は、初期費用、月額利用料ともに無料。固定内線用の専用Webページの送受信機能は、初期登録料が1050円/ID、月額利用料が315円/IDである。

[発表資料]