写真1●富士通が展示したAndroid搭載スマートフォン向けシステム管理用アプリケーション
写真1●富士通が展示したAndroid搭載スマートフォン向けシステム管理用アプリケーション
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写真2●管理用のPCから、世界各地のデータセンターで稼働するサーバー資源を一覧できる
写真2●管理用のPCから、世界各地のデータセンターで稼働するサーバー資源を一覧できる
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 富士通は2011年6月8日から開催中のICT分野の総合展示会「Interop Tokyo 2011」に、「オンデマンド仮想システムサービス」関連の技術を展示している。このサービスは、同社がユーザー企業の必要に応じてサーバーインフラをネットワーク経由で貸し出すもの。2010年10月から提供している(関連記事)。

 展示内容の一つが、Android搭載のスマートフォンで動作するサーバーインフラの管理用アプリケーション(写真1)。アプリを立ち上げると、画面上でサーバーの情報が一覧できる。仮想マシンのオン/オフといった設定変更も可能。「Androidを使ったシステム管理者向けソリューションの一つとして開発した。セキュリティ対策の面からみてまだ実用的ではなく、製品化は未定。まずはこの種の使い方にどれだけのニーズがあるのか、市場の感触を確かめたい」(富士通の説明員)。

 オンデマンド仮想システムサービスは日本のほか、オーストラリア、シンガポール、英国、米国でも提供している。今夏にも新たにドイツのデータセンターが稼働するという。展示ではこのほか、管理用のPC上で世界各地のサーバー資源を一覧する例も見せた(写真2)。