野村総合研究所(NRI)と日本マイクロソフトは2011年6月8日、企業向け仮想デスクトップソリューションの販売で協業すると発表した。7月1日から、日本マイクロソフトの仮想デスクトップ製品と、NRIの導入支援サービスを組み合わせて提供する。

 仮想デスクトップは、企業内やデータセンターに設置したサーバー上にユーザーごとの仮想的なPCデスクトップ環境を用意し、それを各ユーザーが遠隔からネットワーク経由で操作するシステムである。

 今回発表したソリューションでは、仮想デスクトップを実現するソフトウエアに日本マイクロソフトのMicrosoft Windows Server 2008 R2 Service Pack 1やMicrosoft Hyper-V 2.0、Microsoft System Centerなどを利用。これにNRIの「セキュアデスクトップサービス」を組み合わせる。具体的にはNRIが仮想デスクトップの導入に向けたコンサルティングを行い、システム構築や運用管理、既存システムとの連携などを支援する。