NECは、6月8日から9日にかけて世界規模で実施されるIPv6トライアル「World IPv6 Day」に参加。同社のWebサイトをIPv6に対応させて、動作検証を行う。

 NECは、NECビッグローブの「BIGLOBEクラウドホスティング」をIPv6とIPv4のゲートウエイとして利用。自社WebサイトをIPv6環境から閲覧できるようにする。同様に、ポータルサイト「BIGLOBE」のトップページもIPv6対応させる。

 World IPv6 Dayは、8日午前9時から9日午前8時59分までの24時間、世界のWebサービスの提供者が自社サービスをIPv6に対応させて影響を確かめる試み。インターネットの普及促進や関連技術開発を進める非営利国際組織ISOC(Internet Society)が中心となって実施する。米グーグルや米フェイスブック、米マイクロソフトといった大手を含む200社以上が参加を表明している。

 NECは2003年に「IPv6 Ready Logo」を取得。今年2月には、全社横断プロジェクト「IPv6推進会議」を新設して、グループ内での開発・運用ノウハウの共有や、顧客への情報提供を行っている。