米マイクロソフトは、「E3(Electronic Entertainment Expo)2011」を前に開催した自社イベントで、米グーグルの動画配信サービス「YouTube」との提携を発表した(写真1)。Xbox 360からYouTubeの映像を検索できるほか、Kinectを使ってYouTubeの映像を音声検索できるようにするというものである。

写真1●米マイクロソフトのXbox 360から、米グーグルの「YouTube」の視聴が可能に
写真1●米マイクロソフトのXbox 360から、米グーグルの「YouTube」の視聴が可能に
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 今回の提携は、「コントローラが不要な新しいユーザーインタフェース」(マイクロソフト インタラクティブエンターテインメントビジネスのプレジデントを務めるドン・マトリック氏)に関する取り組みの一環という。「パートナー数をこれまでの10倍にする」(マトリック氏)という外部連携の代表例として紹介した。

 今回導入した新しいユーザーインタフェースでは、自社独自の検索技術「Bing」との連携も発表した(関連記事:Microsoft、Xbox 360向け音声検索機能「Bing on Xbox」を発表)。

 コンテンツ配信サービスが充実するにつれ、「発見がチャレンジになる」との考えに基づくもので、Xboxから利用できる音楽配信サービス「Xbox music」、ゲーム提供サービス「Xbox Game」、ビデオ配信サービス「Xbox Video」を、一元的に検索できるようにする。これらのサービスの中から、従来のコントローラだけでなく、ジェスチャーや声によってキーワードやタイトルなどを入力することにより、目的のコンテンツを一覧表示できる。