写真●Facebook日本副代表 森岡康一氏(左)とモデル・タレントのSHELLYさん(中央)とユージさん(右)
写真●Facebook日本副代表 森岡康一氏(左)とモデル・タレントのSHELLYさん(中央)とユージさん(右)
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 米Facebookは2011年6月7日、ユーザーの位置情報に連動したクーポン配信サービス「Facebookチェックインクーポン(以下、チェックインクーポン)」を日本で開始すると発表した。大手コンビニエンスストアやアパレル、飲食店など14社が参加し、本日からクーポンを配信している。また発表に伴い、東京都渋谷区の商業施設「SHIBUYA109」前で新サービスを紹介する屋外イベントも開催した(写真)。

 チェックインクーポンは、自分が今いる場所をFacebook上の友人と共有する機能「スポット」と連動したサービスである。スマートフォンやGPS対応携帯電話から現在の位置情報をFacebookに通知すると、自動的に周辺店舗などのスポット一覧が表示される。その中からチェックインクーポンを提供しているスポットを選択し、「チェックイン」(現在地登録)するとクーポンが入手できる。

 あるユーザーがクーポンを入手すると友人にもプッシュ通知され、クーポンに関する情報を共有できる。このためチェックインクーポンを提供している店舗にとっては、ユーザー同士の口コミによる集客効果を見込める。

 Facebookはこのサービスを2010年11月から米国で提供しており、現在は北米・欧州に展開している。「クーポン配信中の店舗におけるチェックイン回数は、配信前の2~6倍に増加した。配信終了後も2~3倍を維持している」(Facebook日本副代表 森岡康一氏)という。

 日本におけるチェックインクーポン参加企業は次の通り(カッコ内は店名)。アディダス ジャパン(adidas)、ギャップジャパン(GAP)、坂善商事(サカゼン・ゼンモール)、レインズインターナショナル(しゃぶしゃぶ温野菜)、バロックジャパンリミテッド(SLY)、ウォルト・ディズニー・ジャパン(Disney Store)、ティップネス(TIPNESS)、ドミノ・ピザ ジャパン(Domino's Pizza)、ハイデイ日高(日高屋)、ファミリーマート(Family Mart)、富士急ハイランド(富士急ハイランド)、ミニストップ(MINISTOP)、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS green label relaxing)、ローソン(LAWSON)。

■変更履歴
最終段落で参加企業の一つを「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS、green label relaxing)」と記述していましたが、正しくは「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS green label relaxing)」で、店名に読点は入りません。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2011/06/07 20:45]