NTTドコモは2011年6月6日、同社のスマートフォン「GALAXY S」など3機種のOSバージョンアップを7日に実施することを発表した。対象となるのは「GALAXY S SC-02B」「GALAXY Tab SC-01C」「LYNX 3D SH-03C」。3機種とも、7日午前10時以降にアップデートファイルの配布を開始する。

 アップデート作業はスマートフォン単体では行えず、インターネットに接続可能なパソコンが必要となる。端末とパソコンをUSBケーブルで接続し、パソコンでダウンロードしたアップデートファイルをUSB経由で端末に適用する形になる。

 アップデートすることで、GALAXY SとGALAXY TabはAndroid OS2.2から同2.3へ、LYNX 3D SH-03Cは同2.1から2.2へバージョンアップする。それ以外のアップデート内容としては、GALAXY S/Tabでは、「ゲームやアニメーションの動作速度向上」「詳細なバッテリー使用状況の確認機能の追加」「アプリごとのメモリー使用量の確認機能の追加」「ステータスアイコンの変更」「通知パネルの変更」などがある。

 LYNX 3D SH-03Cでは、「Adobe FlashPlayer 10.1への対応」「microSDカードへのアプリ保存対応」「音声による文字入力への対応」「アプリの自動更新および一括更新機能の追加」「通知パネルのアプリ一覧にすべて終了ボタンを追加」などの機能追加や改良を実施するとしている。

 同社では、OSバージョンアップについて、「ユーザーの自己責任において実施するもの」というスタンスを取っている。端末の設定内容などがリセットされたり、ユーザーがインストールしたアプリが使えなくなったりするケースがあることなどを理解した上で、万が一のためにデータをバックアップしてから、慎重にアップデートを実施するように呼びかけている。OSをいったんバージョンアップすると下位バージョンのOSに戻すこともできないという。

 なお、パソコンを持っていないユーザーなどを対象に、6月下旬までに順次全国のドコモショップに持ち込むことでOSバージョンアップを実施可能にする予定である。 自分でバージョンアップ作業をすることに少しでも不安を感じるユーザーは、それまで待ってドコモショップで作業してもらうようにした方がよいだろう。