写真●「LulzSec」を名乗る人物による、Nintendo of Americaが管理するWebサイトへの不正侵入を報告するTwitterへの投稿
写真●「LulzSec」を名乗る人物による、Nintendo of Americaが管理するWebサイトへの不正侵入を報告するTwitterへの投稿
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 ソニーやスクウェア・エニックスに続き、またしても国内のゲーム関連企業が狙われた。2011年6月4日、「LulzSec」を名乗る人物が、任天堂の米国法人「Nintendo of America」(NOA)が管理するWebサイトへの不正侵入が成功したことをTwitter上で告知した(写真)。

 同人物は、不正侵入が成功した“証拠”として、サイトで使われているとされるWebサーバーソフト「Apache HTTP Server」の設定ファイル「httpd.conf」を公開している。実際に同設定ファイルの中身を見たところ、NOAの管理者と思われるメールアドレスや、同社が販売しているゲーム機に関する仮想ホスト(VirtualHost)などの設定情報が書かれていた。

 なお、LulzSecなる人物は、Twitter上で任天堂に対する悪意がないことを強調している。額面通りに受け取るなら、サイトに脆弱性があることを強く警告すると共に、自己アピールをすることが狙いのようだ。任天堂からはまだ公式発表はないが、一部報道では不正侵入があったことを認めているとされる。個人情報漏えいの有無など、追加の情報が入り次第、続報をお届けしたい。