写真●大日本印刷のノベルティ自動配布システム「Get One Signage System」で使用するノベルティ配布マシン
写真●大日本印刷のノベルティ自動配布システム「Get One Signage System」で使用するノベルティ配布マシン
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 大日本印刷は2011年6月1日、携帯電話とデジタルサイネージ(電子看板)を連携したノベルティ自動配布システム「Get One Signage System」を開発、同日付で販売およびレンタルを開始したことを発表した。販売価格は110万円で、レンタルの場合の料金は1週間で30万円から(どちらも税別価格)。

 Get One Signage Systemは、(1)ネットワーク経由で利用者に配信する2次元コードの生成や配信、アンケートの作成などを行うためのシステム、(2)利用者にノベルティを配布するために使う屋外設置型の専用マシン「ノベルティ配布マシン」(写真)で構成する。

 利用者が携帯向けWebサイトでノベルティのプレゼントに応募すると、携帯電話に2次元コードが送信される。これをGet One Signage Systemのノベルティ配布マシンにかざすことで、ノベルティを入手できる仕組みだ。同社では、人手を介さずにノベルティを配布できるため、キャンペーンなどの運用コストを軽減できるなどのメリットがあるとしている。

 配布マシンの上部には、32インチのデジタルサイネージが組み込まれており、商品やサービスの広告などを表示可能。また、本体内にメモリーカードスロットを搭載しており、ノベルティを配布するたびに商品番号や配布日時、アンケート回答番号などをコンパクトフラッシュカードに記録する集計機能も備えている。

 なお、大日本印刷によれば、ノベルティ配布マシンはタバコの自動販売機で使用していた部品などを再利用しており、これにより機器のコストを抑えているという。