写真●給食管理のクラウドサービス「キズナはぐくむ園」
写真●給食管理のクラウドサービス「キズナはぐくむ園」
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 Webサービスなどを開発するブレインハーツは2011年6月1日、米Salesforce.comが提供するPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)である「Force.com」で稼働する給食管理システム「キズナはぐくむ園」(写真)の提供を開始した。保育園や幼稚園、老人介護施設などでの利用を見込む。

 キズナはぐくむ園は、給食の献立や栄養を管理するためのクラウドアプリケーション。給食の内容を「献立マスタ」に登録し、その献立を構成する食材を選択すると、文部科学省が提供する「五訂日本食品標準成分表」のデータを参照して食品成分量を自動計算する。1年先までの予定を登録できる献立管理機能や、その日の給食を食べた人数を入力するだけで日報が作成できる機能などを搭載する。

 同システムはForce.comを利用して構築されている。インターネット接続環境とWebブラウザさえあれば利用できるという手軽さが売りで、専門のIT管理者がいない保育施設や介護施設などに勤務する管理栄養士の利用を想定している。料金は初期導入費用15万円、1ユーザーあたり月額5000円。社会福祉法人が利用する場合には割引の制度がある。また、30日間フル機能を無償で利用できる「お試しトライアル」制度を用意する。