伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2011年5月31日、仮想ホスティングサービス「TechnoCUVIC HV」を発表した。仮想専用サーバー1台といった小規模構成で始められるのが特徴だ。料金は仮想サーバー1台あたり2万4000円~。6月1日から提供を開始する。

 TechnoCUVIC HVは、Windows Server 2008 R2のサーバー仮想化機構であるHyper-V 2.0を利用した仮想ホスティングサービス。同社では、これまでVMwareを使ったパブリッククラウドサービス「TechnoVUVIC」を提供していたが、新たにHyper-V 2.0を利用したプライベートクラウドサービスを追加する。両サービスを併用することで、プライベートクラウド環境とパブリッククラウド環境が混在した“ハイブリッドクラウド”を構築することも可能だ。

 TechnoCUVIC HVでは、同社データセンターのリソースプールから、サーバー、ネットワーク、ストレージなどを顧客ごとに割り当てて、プライベートクラウド環境を構築できる。仮想専用サーバーは1台から利用可能。ディスク容量は10Gバイト/100Gバイト/500Gバイト/1Tバイト単位で提供する。他の顧客の環境と完全に分離した物理サーバー、通信回線、通信機器、ストレージで構築した専用プライベートクラウド環境も提供可能で、その場合の物理専用サーバーは2台から利用できる。