米Bloombergは米国時間2011年5月27日付の記事で、米Microsoftがまもなくタブレット端末向けのWindowsを披露すると報じた。5月の最終週にもタブレット上で動くOSのタッチスクリーンインタフェースについてデモを行い、計画の概要についても明らかにするもよう。

 Bloombergは、Microsoftの事情に詳しい3人の関係者の話として、同社が披露するタブレット端末は、ARMアーキテクチャーベースの米NVIDIA製「Tegra」を搭載していると伝えている。

 MicrosoftのSteve Ballmer最高経営責任者(CEO)は5月23日に都内で開催された開発者向けイベント「Microsoft Developer Forum」で講演し、2012年に市場投入するという次期Windows「Windows 8」について触れ、新OSがスレート型やタブレット端末にも対応すると述べていた(関連記事:「Windows 8を2012年に提供」、MicrosoftのBallmer氏が都内で講演)。

 Microsoftは後になってこのBallmer CEOの発言を撤回。「次の会計年度(2011年7月~2012年6月)に次期OSが登場すると期待しているが、現時点では名称も投入時期も正式に発表していない」としていた。ただ別の米メディア(CNET News)は、WindowsのARMアーキテクチャーへの対応については今年1月の「International CES」でも明らかになっており、またこの時期に正式発表が行われるということは、ここ数カ月間の観測とも一致していると伝えている(関連記事:[CES2011]Microsoft、次期版WindowsでARMアーキテクチャーをサポートへ)。