ヤマハは、独自の音響データ通信技術「インフォサウンド(INFOSOUND)」の信号を地上デジタルテレビ放送の電波で送信し、スマートフォンアプリで受信する、という取り組みを中国放送の番組で実施した。受信の際に必要なインフォサウンドブラウザとして、従来のiPhone用に加え、Android版を初めて本格的に使用した。

 中国放送の「アォーン!」(広島ローカル情報バラエティ番組、毎週金曜深夜放送、日曜日深夜に再放送)の2回シリーズ企画(5月20日と5月27日)として「インフォサウンド」を紹介するとともに、番組内で実際に「インフォサウンド」を放音し、視聴者に画像を届けたり、番組最後に紹介する「アンケート&プレゼント応募サイト」へ誘導を図った。また27日の放映では加えてクイズの回答を「インフォサウンド」で視聴者に届ける。

 テレビ放送で「インフォサウンド」を利用することで、例えば料理番組でレシピ情報を配信したり、アンケートを収集したり、CMやテレビショッピング番組でeコマースサイトに接続するなど、番組やCMと携帯端末が連携するサービスを行うことが可能になる。今後も引き続き、中国放送などとともに放送波での「インフォサウンド」の実用化を目指して、取り組みを行うという。

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