Lenovoのホームページ
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 中国Lenovo Group(聯想集団)は現地時間2011年5月26日、2011会計年度第4四半期(2011年1~3月)の決算を発表した。売上高は48億8000万ドルで前年同期比13%増加、営業利益は6900万ドルで同46.8%急増。純利益は4200万ドル(希薄化後1株当たり利益は0.42セント)で同223.1%増の大幅拡大となった。

 パソコン出荷台数は前年同期と比べ16%増加した。Lenovoによると、当期の業界全体の伸び率はマイナス1.1%で、同社が業界全体を上回るのはこれで8四半期目という。

 地域別の業績を見ると、中国の売上高は22億ドル(総売上高の45%)で前年同期比12.3%増加し、出荷台数は同15.8%増加した。アフリカ、アジア太平洋、中欧・東欧、中南米などの新興市場では、出荷台数が同31.5%増加し、売上高は同14.2%増の8億5000万ドル(総売上高の17.4%)となった。オーストラリア、イスラエル、日本、北米、西欧などの成熟市場は、出荷台数が同7.0%増加、売上高は18億ドル(総売上高の37.6%)で同13.4%増加した。

 製品別では、ノートパソコンの売上高が30億ドル(総売上高の61.3%)で前年同期と比べ12%増加、出荷台数は同15%伸びた。デスクトップパソコンの売上高は17億ドル(総売上高の34.1%)で同13%成長、出荷台数は同17.4%増加した。モバイル製品の売上高は1億8700万ドルで、中国における携帯電話の出荷台数は47.4%増加した。

 同社は2011会計年度通期(2010年4月~2011年3月)の業績も発表した。売上高は215億9000万ドルで前年度比30.0%増加した。純利益は同111.2%増の2億7300万ドル(希薄化後1株当たり利益は2.73セント)。パソコン出荷台数は同28%増加し、業界全体の7.4%成長を大きく上回った。同社は現時点の市場シェアを10.2%と推計している。

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