総務省は2011年5月25日、「070」から始まる電話番号を携帯電話に割り当てる検討を始めた。合わせて「090」「080」を使う携帯電話と「070」を使うPHS間のナンバーポータビリティの導入の検討を進める。2012年3月末までに検討し、早ければ2012年度中に制度化する。

 「090」「080」は全1億8000万番号のうち1960万番号を残すのみになっている。携帯電話のネットワークを使うデータ通信カードや自動販売機などの機器が急速に普及していることが背景にある。総務省によると、現在の減少ペースが続けば2014年2月に携帯電話番号が枯渇する計算になるという。そこで約7500万番号の空きがある「070」を携帯電話に割り当てることで、携帯電話番号の枯渇を避けようとしている。