写真●ネットギアジャパンのエントリー向けのNASキット「Stora」
写真●ネットギアジャパンのエントリー向けのNASキット「Stora」
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 ネットギアジャパンは2011年5月24日、ハードディスクドライブ(HDD)を2台搭載可能でメディア共有機能を備えたエントリー向けのNASキット「Stora」(写真)を発売した。出荷開始は6月下旬を予定する。

 価格はオープンだが、想定市場価格は1万1800円。この価格は、HDDを2台搭載可能なNASキットとしては安価と言える。同社では、「製品の保証期間を1年間と短く設定することで価格を引き下げられた」と説明している。

 本体にSATA HDD用のベイを二つ備えており、前面のパネルを開けて挿し込むだけでネジ止めせずに装着できる。2台のHDDは、RAID1によるミラーリングあるいはJBOD(Just a Bunch Of Disks)による単一ドライブとして利用可能。Windows バックアップやApple Time Machineによるバックアップにも対応する(専用ユーティリティが付属)。

 DLNA(Digital Living Network Alliance)およびUPnP(Universal Plug and Play)に対応したメディアサーバー機能を搭載する。対応デバイスやクライアントに対して、映像や音楽、画像などをネットワーク経由で配信できる。対応するメディアフォーマットは、映像がMPEG-4(H.264)、MOV、FLV、音楽がMP3、画像がJPEG、GIF、PNGとなっている。

 10M/100M/1Gビット/秒対応のLANポートを1ポート搭載するほか、USB2.0ポートも1ポート備えている。USBポートには、外付けHDDやプリンター、デジタルカメラなどを接続できる。本体寸法は150mm(幅)×175mm(奥行き)×146mm(高さ)。重量は1.36kg。消費電力は、1TバイトのHDDを2台搭載している場合で、オペレーティングモード時が42W、スピンダウンモード時が15Wなどとなっている。