電子書籍リーダー端末の新製品「Kobo eReader Touch Edition」
電子書籍リーダー端末の新製品「Kobo eReader Touch Edition」
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 電子書籍事業を手がけるカナダKoboは現地時間2011年5月23日、電子書籍リーダー端末の新製品「Kobo eReader Touch Edition」を発表した。スウェーデンNeonodeのタッチスクリーン技術「zForce」を採用した端末で、ディスプレイサイズは6インチ。米E Ink製電子ペーパー「Pearl」を搭載する。

 6月初旬の出荷開始を予定しており、家電量販店の米Best Buy、小売りチェーン米Wal-Mart、書店チェーンの米Borders GroupとカナダIndigo Books & Musicで販売する。メーカー参考価格は129.99米ドル。

 新製品の発表に合わせてWi-Fi機能付きの従来モデルを40ドル値下げし、99.99ドルで販売する(関連記事:139.99ドルのWi-Fi対応の電子書籍リーダー、加Koboが発表)。

 Kobo eReader Touch Editionの大きさは、165×114×10mmで従来モデルより一回り小さい。重さは20g軽い200g。米Freescale Semiconductor製のプロセッサ「i.MX508」を搭載する。タッチスクリーンインタフェースを使って、画面をスワイプしたりタップしたりすることでページめくりや表示画面の拡大が可能。書籍コンテンツの検索時にはソフトウエアキーボードを利用する。

 内蔵メモリーは約1000冊分のコンテンツが保存可能な1Gバイトだが、32GバイトのSDメモリーカードを装着すれば約3万冊を保存できる。書籍フォーマットは「ePub」「PDF」。対応言語は、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語。本体カラーはブラックとホワイトの2色を用意し、ホワイトの場合は背面色をライラック(薄紫)、ブルー、シルバーの3色から選べる。

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