SBIベリトランス、日本ベリサイン、日本ジオトラストは2011年5月19日、1日単位で購入・利用できるSSLサーバー証明書発行サービス「ワンコインSSL」を、米Microsoftのクラウドプラットフォーム「Windows Azure Platform」のユーザー向けに販売を開始した。これまで同サービスは、米Amazon Web Services LLCのクラウドサービス「Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)」の利用企業と、SBIベリトランスが提供する電子決済サービスの利用企業にのみ提供していた。

 ワンコインSSLは、日本ベリサインの子会社である日本ジオトラストのSSLサーバー証明書発行サービス「ジオトラスト クイックSSLプレミアム」を、年単位ではなく1日単位で利用できるようにしたもの。認証を自動で行うことで、発行手続きが最短2分で完了することを売りにする。費用は1日当たり100円。クレジットカード決済のみに対応し、SBIベリトランスが販売窓口となる。2011年3月からAmazon EC2利用企業向けに提供を開始した。

 今回、Amazon EC2に続き、同サービスをWindows Azureへも導入することが可能となった。テストサイトやキャンペーンサイトなどでWindows Azureを短期利用するユーザーがターゲットだ。Windows Azureへの同サービス導入手順は、日本ジオトラストのWebサイト(Windows Azure上でのSSL導入手順)に掲載されている。