米Googleは米国時間2011年5月13日、同社のブログサービス「Blogger」の20.5時間に及ぶサービス障害について謝罪のコメントを発表した。Bloggerは5月13日午前10時33分の時点で通常に近いレベルにほぼ復旧しており、同社は「復旧作業のあいだ忍耐強く待ってくれたユーザーに感謝する。再発を防ぐために最善を尽くす」と述べた。

 Bloggerでは5月11日の夜から、新規投稿できない、投稿した記事が消失した、目的とは別のブログやエラーページが表示されるといった不具合が発生した。

 Googleによると、5月11日の夜はメンテナンス作業を行っており、その際に一部データの破損がBloggerの動作に影響を与えていることを確認した。5月12日にBloggerをメンテナス前の状態に戻し、「閲覧のみ」のモードに切り替えてコンテンツの復元を行った。そのため、ユーザーは新規投稿ができなかった。また、一時的に投稿が削除されたのは、Bloggerを5月11日のバージョンに戻したことによるものだと説明した。

 今回の障害で、一部ユーザーはアカウント特有の問題にも見舞われたが、「対象は全体の0.16%」と軽微であることをGoogleは強調している。

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