米Intelの投資部門、米Intel Capitalはインドで現地時間2011年5月13日、同国に拠点を置くテクノロジー企業5社に出資すると発表した。新たに、ロボット外科手術技術のSudhir Srivastava Robotic Surgery Centre(SSARSC)と、保険比較サイトのPolicyBazaarの2社に出資するほか、モバイルメディア企業July Systems、オンライン旅行予約サイトYatra.com、アプリケーション開発ソフトウエアベンダーWSO2の3社に追加出資する。個別の金額については公表しないが、総額で約1800万ドルになるとしている。

 このうちSSARSCは、心臓や泌尿器、頭頸部といった分野のロボット手術技術を手がけており、Intel Capitalがインドの医療セクターに出資するのはこれが初めてとなる。SSARSCは今回の出資を受け、同国に8~10カ所の施設を開設する計画。一方、保険比較サイトのPolicyBazaarは、ブランド認知度向上や、技術プラットフォーム/製品の拡充を図る。

 Intel Capitalは2005年12月に同国のテクノロジー企業に出資する基金「Intel Capital India Technology Fund」を設立した。この基金の規模は2億5000万ドル。同国の技術革新やIT分野の成長を促すのが目的。

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