東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)は、地上デジタル放送のデータ放送を活用した地域情報提供サービス「まちダネ」を2011年6月1日に開始する。

 まちダネは、データ放送のエリア選択機能を活用し、視聴者の生活圏にマッチした地域のイベント情報や店舗のセール情報などをエリア別に提供する。地域情報の提供と広告営業は、地域ポータルサイト「まいぷれ」を運営するフューチャーリンクネットワークが担当する。情報掲載数は、TOKYO MX受信可能エリア(東京都全域と埼玉県、千葉県、神奈川県の一部の850万世帯が対象)で初年度280件を計画する。

 リモコンのdボタンを押してデータ放送画面を表示すると、周辺の天気情報とともにイベント情報・店舗セール情報など最新5件の情報をいつでも見ることができる。この画面の「まちダネ」ボタンを選択すると、2次画面に遷移して詳しい情報を見ることができる。LAN接続されているテレビであれば、提供されている全ての情報の詳細を見ることができる。

 TOKYO MXは、ベルト番組やwebサイト、携帯サイトなどとの連携を強化し、クロスメディア型の地域情報発信を推進していくことを予定する。

 フューチャーリンクネットワークは、、他の「まいぷれ」展開エリアにおいても各地域のテレビ局と提携を進め、地域情報のデータ放送配信を展開する方針である。将来的には、番組とのクロスメディア企画、公共情報や生活情報、防災・防犯情報等の配信まで段階的にサービスを発展させていく計画という。

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