写真●今回公開された「Cius」の製品写真
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 米AT&Tは現地時間2011年5月11日、米Cisco Systemsの企業向けタブレット端末「Cisco Cius」を今秋に投入すると発表した。AT&TのHSPA+ネットワークを利用した通信が可能。

 Cisco Ciusは米Googleのモバイルプラットフォーム「Android」を採用し、7インチ(解像度は1024×600)のタッチスクリーンを搭載する。ビジネス用途のコミュニケーションおよびコラボレーション機能を備え、HDビデオ通話、テレビ会議、電子メールやメッセージ送受信、Webブラウジングなどに利用できる。ローカルあるいはクラウドコンピューティング環境に保存したコンテンツの作成や編集、共有が行える。

 外形寸法は225×140×15mm、重量は0.52kgと、小型軽量で持ち運びやすく、オフィスではオプションのドッキングステーションに設置して使用できる。IEEE 802.11 a/b/g/nと、第3世代(3G)および第4世代(4G)通信に対応し、Bluetooth機能を備える。

 現時点で販売価格や通信プランなどについては明らかにしていない。Ciscoは2010年6月にCisco Ciusを発表した際に、販売価格は1000ドル未満になる見通しだとしていた(米CNET News.comの報道)。

 日本でも2010年11月に実機を公開したことがあるが、その後具体的な情報は出ていない(関連記事:シスコが仮想デスクトップ向け統合ソリューションと新端末、Androidタブレットは来年上半期に投入)。

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