写真1●RT-ADK(左)とRT-ADS(右)
写真1●RT-ADK(左)とRT-ADS(右)
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写真2●Google I/O 2011に出展されたRIC android 2011バージョン
写真2●Google I/O 2011に出展されたRIC android 2011バージョン
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 ロボットを開発するベンチャー企業のアールティは、携帯電話やスマートフォンに接続できるI/Oボード「RT-ADK(RT Accessory Demo Kit)/RT-ADS(RT Accessory Demo Shield)」を発売した(写真1)。価格は3万1500円。

 同ボードを搭載した機器が備えるセンサー、LED、モーターなどの入出力情報は、スマートフォンのプログラムからやりとりできる。これにより、スマートフォンと連動した各種周辺装置が作りやすくなる。米サンフランシスコで開催中の「Google I/O 2011」の基調講演でも、スマートフォンの新しい可能性を開く「ADK」(Android Open Accessory Development Kit)として紹介された。

 RT-ADKとRT-ADSは、スマートフォンとUSB接続するためのUSBホスト機能を備える。I/Oボードは統合開発システム「Arduino」(アルドゥイーノ)に準拠しており、同ツールのプログラミング環境が使える。スマートフォン側ではAnroid OSのライブラリが利用できる。

 アールティによると、各種センサーやモーターなどをセットにしたスターターキットも発売予定とする。Google I/O 2011では、NexusSとRT-ADKによる人型ロボットRICのデモンストレーションを行っている(写真2)。