フィードパスは2011年4月28日、本日付でヤフーの連結子会社になったと発表した。ヤフーがフィードパスの経営陣、サイボウズ、沖縄クロスヘッドなどから発行済み株式の85%を取得する。5月中旬までにヤフーは全株式を取得する計画だ。

 フィードパスはビジネス向けのWebアプリケーションに特化した企業である。サイボウズの子会社として発足し、同社製品のSaaS事業で成長してきた。2010年11月にサイボウズ製品のSaaS事業を売却。現在は自社開発のスケジューラー「feedpath Calender」やコラボレーションツール「feedpath Rooms」、Google Apps拡張ツール「feedpath Gadget」に注力している。

 ヤフーによる買収後もフィードパスは企業として存続する。津幡靖久代表取締役社長CEO、後藤康成取締役兼CTOが継続して経営に携わる。ヤフーのR&D統括本部の傘下に入り、新規サービスの立ち上げを担当する。