図●Google Translateで音声入力しているところ(同社のブログより)
図●Google Translateで音声入力しているところ(同社のブログより)
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 米Googleは現地時間2011年4月27日、同社のWebブラウザー「Chrome」が音声入力に対応したと発表した。HTMLでの音声入力機能は、同日リリースした安定版「Chrome 11.0.696.57」で利用できる。

 Googleの翻訳サービス「Google Translate」がすでに新機能に対応している。テキスト入力欄の右下にあるマイクのアイコンをクリックして、パソコンのマイクに向かって話し、翻訳したい言語を選ぶと訳語が表示される。「Listen」アイコンをクリックすると、訳語を読み上げる音声を聞くことができる。

 Googleは、HTMLでの音声入力機能が多くの革新的で有用なWebアプリケーションの作成を促進するとしている。ただし現時点でGoogle Translateの音声入力は日本語に対応していない。

 Chrome 11安定版は、Chromeサイトから無償でダウンロードできる。Windows、Mac OS X、Linuxと、「Internet Explorer(IE)」向けプラグイン「Chrome Frame」をサポートする。複数のセキュリティに関する問題を修正しており、バグ発見者への賞金は総額1万6500ドルとなった。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]