ソフトバンクテレコムは2011年4月27日、iPhoneやiPadを一元管理するサービス「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」を法人向けに提供すると発表した。携帯電話管理サービス「ビジネス・コンシェル」の1メニューであり、管理者向けのSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)として提供される。対象は、iPhone 3GS、iPhone 4、iPadで、今後発売される「iPad 2」にも対応するとみられる。

 「MDM(モバイルデバイス管理)」とよばれる分野のサービスである。システム担当者は、ソフトバンクテレコムが用意する管理サーバーにアクセスし、従業員が使っているiPhoneやiPadを管理する。端末ごとに、利用者名や社員番号、部署名などを登録できるほか、遠隔で設定情報や、利用しているアプリケーションの種類をチェックできる。

 メールやVPN(仮想私設網)の設定追加、変更や、独自に開発したアプリケーションの遠隔配信も可能である。さらに今後は、本サービスの利用企業向けの独自アプリケーションを提供し、iPhoneやiPadの利活用を支援する。

 オプションとして、紛失対策の機能を提供する。遠隔ロック機能、遠隔で端末を初期化する機能である。紛失対策機能の操作を代行するサービスデスクもオプションで用意する。端末1台当たり月額315円で利用できる。オプションの機能を利用する場合は月額料金に210円が上乗せされる。5月9日に申し込みの受付を開始する。