radikoは2011年4月27日、東日本大震災の復興支援プロジェクトとして、復興支援サイト（http://fukkou.radiko.jp/）を開設し、4月28日の12時から順次配信すると発表した。

　このサイトで配信するのは、大きな被害を受けた地区（岩手県、宮城県、福島県、茨城県）のラジオ７局（アイビーシー岩手放送、東北放送、ラジオ福島、茨城放送、エフエム岩手、エフエム仙台、エフエム福島）の放送番組である。「radiko.jp」のシステムを活用して、日本全国に配信する。まず2011年4月28日に、ラジオ福島とエフエム岩手、エフエム仙台、エフエム福島の配信を開始する。アイビーシー岩手放送と東北放送、茨城放送は2011年5月中旬のスタートを目指す。

　このサイトの番組はパソコンで聴取できる。スマートフォン向けの公式アプリも準備中であり、2011年6月初旬のリリースを予定する。

　このプロジェクトは、風評被害の回避の一助となるように、地域密着度の高いラジオ情報を通して被災地区の現状を日本全国へ正確に届けたり、避難者にふるさとの様子を伝えたりすることを目的とする。

　あくまでも特別対応であるため、本来のradiko.jpのサービスとは内容が異なる。放送と連動した番組情報やオンエア楽曲の表示などはなく、音声のみのサービスとなる。復興支援サイトの開設期間は約6カ月間を予定する。今回のプロジェクトは、アドビシステムズ（Adobe Flash Media Server技術関連の情報提供など）やNTTスマートコネクト（配信サーバーの提供）、シスコシステムズ（エンコーダーやデコーダーの機材提供）の協力を得て、実現した。

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