東京・お台場で開催されているスマートフォンのカンファレンスイベント「スマートフォン2011春」で2011年4月26日、ジャーナリストの林信行氏による講演「第3ステージに入ったスマートフォン」が行われ、初代iPhone登場から現在に至るまでのスマートフォンの影響と今後の展望が語られた。
林氏の説明によると、スマートフォンの第1ステージとは、2007年の初代iPhone登場と、それによりユーザーとインターネットの間の距離感が縮まり、ライフスタイルが変わり始めたことを指す。Webアプリケーションの開発が促され、多くのWebサイトはスマートフォンに対応していったという。
第2ステージはアプリケーション販売サイトのApp Storeが開店したことがポイントだとした。これによりiPhone対応のアプリケーションが大量に生まれ、21世紀のゴールドラッシュとして、莫大な利益を上げる者も出た。特にゲームは、カートリッジなどのメディアが不要で世界中に流通可能なこともあり、PSPやニンテンドーDSを大きく上回る数が登場している。こうした流れにより、スマートフォンは通信をするだけの道具ではなくなったと解説した。