2011年4月26~28日、国内最大のスマートフォンカンファレンス「スマートフォン2011春」が開催されている。初日となった26日は、日本マイクロソフト代表執行役副社長 堂山昌司氏による特別講演「Windows Phone 7最新情報」で幕を開けた。

キーワードは「スマートデザイン」と「ハブ」

 講演ではまず、これまでのWindows Phoneの歩みを紹介。そして、従来のスマートフォンの使いづらさを解消するためのWindows Phone 7のキーワードとして「スマートデザイン」と「ハブ」を挙げた。

 「スマートデザイン」は、さまざまなアプリケーションや情報を素早く簡単に利用できるようにすることを指す。その要素として、マルチタスク、Internet Explorer 9搭載によるHTML5への対応、高いセキュリティを実現していくことを挙げた。「ハブ」はアプリケーションやサービス、情報などを統合することと説明した。Windows Phone 7のユーザーインタフェースの特徴であるタイルでこれを実現していくという。

 先日発表されたノキアとの提携についても触れ、今後はノキアのデバイスやサービスが日本市場にも入ってくると予想し、こうした他社とのエコシステムの構築を重視しているとした。

日本マイクロソフト代表執行役副社長 堂山昌司氏
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Windows Phone 7の進化の方向性は6つ。堂山氏はユーザーインタフェース(UI)の重要性に触れ、高度な作業をしようとするほどUIが重要になるとした
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Windows Phone 7の特徴。自分の情報を整理できるスマートフォンであり、他社よりも軽快な操作感、豊富なアプリケーションなどを挙げた
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Windows Phone7はすでに欧米で展開されている。現在、毎日100以上のアプリケーションが新たに登録されているという
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