NTT東日本は2011年4月26日、3月11日に発生した東日本大震災によって大きな被害を受けた被災地エリア(宮城、岩手、福島)における通信サービスの最新の復旧状況を発表した。震災当日から数えてこれが64報目となる。

 26日午後8時時点の最新情報では、機能停止中の通信ビル数は「9」となり、ついに残りの数が一桁台に到達した。前日(25日)の時点では「22」だった。NTT東日本によれば、復旧したのはいずれも宮城県内にある通信ビルで、「唐桑」「歌津」「志津川」「相川」「宮城北上」「石巻船越」「大川」「雄勝」「女川」「荻ノ浜」「大原浜」「野蒜」「七ヶ浜」の13ビルだという。

 通信ビルを使って提供される各種通信サービスの復旧状況も、同様に25日時点から大きく前進している。り障回線(障害で使えない回線のこと)数は、加入電話が約1万3100回線で25日時点から約1万7200回線が復旧、ISDNは約3500回線で同約1700回線が復旧、フレッツ光は約1万800回線で同約1900回線が復旧したとしている。