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 ジュピターテレコム(J:COM)は2011年4月26日、2011年度第1四半期(1月~3月)決算説明会を開催した。この中で、2011年度第2四半期以降の重点施策として「TV Everywhere」のトライアルを2011年7月に始める計画であることを説明した。固定のテレビ以外にも、スマートフォンやタブレット端末を利用して、どこにいてもコンテンツを楽しめるようにしようというものである。

 「TV Everywhere」を実現するトライアルとして、VODコンテンツで展開する「マルチスクリーンVOD」(仮称)と、録画番組で展開する「どこでも録画視聴」(仮称)の二つの形態を紹介した(写真)。それぞれ、VODと放送という番組提供に対応した形である。トライアルの段階では、50~100程度のコンテンツを利用して、無料で提供する。

 さらに同年11月には本サービスを始める。「音楽」「エンターテインメント」「アニメ」「スポーツ」など分野で、有料サービスを展開する計画だ。

 なお2011年第1四半期の営業収益は918億円(前年同期比4.1%増)、営業利益は206億円(同18.3%増)だった。契約数はケーブルテレビが272万(同4.6%増)、高速インターネット接続が172万(同7.0%増)、電話202万(同11.9%増)で、総加入世帯数が345万(4.9%増)だった。平均月次解約率が1.08%であり、前年同期に対して0.13ポイントの大幅減となった。バンドル率は1.87と前年同期比で0.06ポイント上がった。ARPUは7617円となり、前年同期の7688円に対し少し下った。

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