写真1●ByFlowが始めたモノを通じたSNS「byflow」
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写真2●Facebook、Google、Twitterアカウントがあれば簡単にログインできる
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 ByFlow(バイフロー)は2011年4月20日、モノを通じて個人をつなぐネットサービス「byflow」のベータ版を公開した(写真1)。同社は、グーグル出身の3人(牧野友衛氏、林芳樹氏、徳生裕人氏)が設立したベンチャー企業である。

 byflowでは、ユーザーが所有する本や音楽CD、映画DVDなどを登録する。画面上に表示される各アイテムには、所有していることを示す「持ってる」ボタンと、関心があることを示す「気になる」ボタンがある。登録数を増やすことによって、そのユーザーにとってお薦めのモノや趣味が似ている人を見つけられるようになる。

 ユーザーは、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo ショッピング、Amazon.comで扱っている商品から自分の所有するものを選択することで簡単にByFlow上にアイテム登録できる。Amazon.co.jpとAmazon.com、楽天市場からは、過去の購入履歴から一括登録することも可能。

 ByFlowの機能には、登録と閲覧のほかにアイテム管理がある。登録商品を自動的にカテゴリ別に分類するほか、購入履歴から登録した場合には年別、購入店舗別に分類、閲覧できる。

 さらに、登録したアイテムに基づき、「おすすめのアイテム」や「おすすめの人」を紹介する機能がある。登録したアイテムに 「好き」「嫌い」の評価をすることで、より精度の高い結果を表示する。

 このほか、友人や他のユーザーを「フォロー」することや、登録したアイテムにコメントすること、参考になったコメントに「いいね」ボタンで評価することもできる。

 byflowに会員登録するには、FacebookやTwitterのほか、Google、Yahoo!、mixiなどOpenID対応のアカウントを利用する(写真2)。

 現在、byflowはパソコンからの利用を想定したサービスが、同社は今後、モバイル対応などを進める予定だという。例えば、「気になる」ボタンを登録した商品の一覧を店頭で見て、詳細を見た上で買い物をする、といった用途を想定している。