ヨーズマー(本社:石川県金沢市、代表取締役:野口高志氏)とミライト・ホールディングス(本社:東京都江東区、代表取締役社長:八木橋五郎氏)は、真宗大谷派東本願寺と共同で2011年4月19日から、エリアワンセグ「東本願寺エリアワンセグ放送」の実証実験を開始した。宗教法人としてエリアワンセグの活用は全国初という。

 東本願寺エリアワンセグ放送は、総務省近畿総合通信局からの実験免許を受けて行う実験で、北陸銀行やミライト・ホールディングスらが企業協賛・技術協力して運営される。

 真宗大谷派東本願寺は、今年が宗祖親鸞聖人没後750年に当たることから、御遠忌法要を5月28日まで開催する。期間中には延べ100万人の来場者が東本願寺に来訪すると見込まれている。東本願寺エリアワンセグ放送は、この来訪者に対する利便性確認などを実証するために実施する。

 東本願寺エリアワンセグ放送では、東本願寺で営まれる法要のライブ中継を行う。また動画像による境内案内や、京都駅付近の観光情報なども提供する。GPSと連動したデータ放送を利用しており、視聴者の来訪位置に応じて、放送する情報内容が変化する。

 分担は以下の通り。ヨーズマーは免許申請やデジタル放送送出器、データ放送製作を担当する。ミライト・ホールディングスは免許申請、電波測定、インフラ整備(アンテナ含む)を担当した。