アシストは2011年4月20日、Microsoft Office互換のオープンソースオフィスソフト「LibreOffice」のサポートサービスを5月2日から開始すると発表した。LibreOfficeの導入を検討している企業や団体向けに、同ソフトの導入に必要なヘルプデスクや研修などのサービスを提供する。

 名称は「LibreOffice支援サービス」。サービス内容や提供価格は、LibreOfficeの派生元ソフトであるOpenOffice.org向けに同社が従来提供してきた導入支援サービス「OpenOffice.org支援サービス」に準拠する。(1)オフィスソフトとしての機能を理解したり、導入計画の作成、評価検証などを支援する「検討・評価パック」、(2)評価検証から導入展開、運用までを効率よく進めるために必要なサポートを提供する「評価・導入パック」---など様々なメニューを用意している。

 価格は、例えばOpenOffice.org向けの「検討・評価パック」の場合、専用の窓口メールによるサポートを提供するLight版サービスが98万円から、オンサイトでのサポートも提供するStandard版サービスが186万円からなどとなっている。

 LibreOfficeは、オープンソースのオフィスソフト「OpenOffice.org」から派生したソフト。開発を支援してきた米サン・マイクロシステムズが米オラクルによって買収されたことをきっかけとして、OpenOffice.org開発コミュニティの主要メンバーが2010年9月に立ち上げた「Document Foundation」が開発を進めている(関連記事)。またMicrosoft OfficeからOpenOffice.orgへの移行を進めている会津若松市ではLibreOfficeの検証に着手している(関連記事)。